アマゾンおじさんとの出逢い

【プロローグ1】

何の希望もなく、何の目的もなく、ただ何となく生きていた20歳のある日のこと。

バイト先に、その日たまたま一緒に仕事をすることになった見知らぬおじさんがいた。

そのおじさん、自己紹介のつもりなのか、いきなり

俺はアマゾンから来たんだ

と、さりげなくひと言。



一瞬耳を疑い、

「あまぞん?(アマゾン河ってのは聞いたことあるけど、まさかそのアマゾンじゃあるまいし・・・)って、あの、どこっスか?」と私が聞き返すと、

「ブラジルだよ、南米の」とおじさん。

「ええーー!! そ、そのアマゾン!?」


その鮮烈なアマゾンおじさんとの突然の出逢いは、その後の私の人生を滅茶苦茶に・・・いや、大きく変えることに。

実は、この日アマゾンおじさんに出逢うまでは、私は外国のことなどまったく眼中になく、興味もヘチマもなかった。世界史や英語の授業も全然好きではなかった。

にも関わらず、「アマゾン」という言葉になぜか反応し、衝撃を受け、激しく心を揺さぶられたのだ。


はじめのうちは漠然としていた異国の地、広大なアマゾンのイメージも、アマゾンおじさんからリアルな逸話を聞いたり本を読んだりしているうちに、徐々に鮮明になってきた。

と同時に、実際にこの目で確かめてみたくもなった。

アマゾン、ブラジル、南米、冒険、旅、移住・・・

夢は果てしなく広がる。


その願望と欲求は次第に高まり、ついには、何が何でも行かなきゃ気が済まん!というまでになった。


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2005年03月18日 09:47

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