謎のネパール人

【13-14日目】 タイ・バンコク

片道航空券を買うために本来必要のないアメリカのビザを安くもない手数料を払って取得したというのに、結局お目当てのチケットは買うことができなかった。

「じゃあ、チケットはもういいからデポジットを返してくれ」

早々に見切りをつけた私は旅行会社の人にそう言った。ところが、



「返せない」

と言うではないか! 一体どういうことなんだ?

チケットを買うという前提で預けたお金だが、目的のチケットが買えない以上どうしようもないのだから、返してくれていいはずだ。

しかし「返せない」の一点張り。言葉がいまいち通じていないこともあり、埒が明かない。

預けたお金は数千バーツ。日本円にして1万円強。タイでは決して小さくない額だ。

かなり言い争ったが時間が惜しくなってきて、納得しないまま憮然としてそこを立ち去った。


ああ、またしても振り出しに戻ってしまった・・・。日本を出てからもう2週間にもなるのに、世界一周どころかバンコクからまだ一歩も先に進んでいないじゃないか!

激しい焦燥と徒労を感じつつ、再び片道航空券を探すことに。


翌日、朝からチケット探しをしていると、流暢に日本語を操る謎のネパール人に声をかけられた。

彼は何故か私のトラブルの一件を知っており、旅行会社との間に入ってくれるとのことだった。ありがたい!

彼と一緒に例の旅行会社へ行き、彼が旅行会社の人に何やら話すと・・・なんと、あっさり全額返してくれたではないか。

一体、何がどうなってるんだ?


結局理由はわからないまま、謎のネパール人もすぐに姿を消してしまい、その後二度と会うことはなかった。

ちゃんとお礼も言いたかったし、日本語が通じるから話もしたかったのだが・・・。


▼ 余談

当時は初めての海外発券だったので何もわからず、そういうものかと思ったけれど、その後の経験ではデポジットを請求されたケースはなかったように思います。

通常は予約が確定した段階で全額先払い→発券となります。

予約確定後でも予約をしばらく保持するだけなら(発券しなければ)お金はかからないので、デポジットなど必要ないはずです。

ましてや、予約が取れてもいない段階でデポジットを要求するなどおかしい・・・と、今となっては思います(笑)。 


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2005年09月03日 10:01

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